2006年3月31日

2006年3月

The Hockey News 最新号 06/3/31
やっと勝った 06/3/30
プラント珍プレー 06/3/30
アワード授賞式 06/3/28
Thank you for the great season 06/3/27
久々のネットラジオ 06/3/23
OTゴールの瞬間 06/3/22
オーバータイム・ウィナー 06/3/22
冬の湿原号 06/3/20
釧路11日目 06/3/19
ノロネンその後 06/3/16
ファイナルのカード決定 06/3/15
ボストン戦6連勝 06/3/14
釧路のかたすみにて 06/3/13
勝率新記録 06/3/8
真駒内の3日間 06/3/6
セカンドベストOTゴール 06/3/6
五輪明け 06/3/2


The Hockey News 最新号 06/3/31

 「The Hockey News」4月4日号は表紙がミラー、そして、「サプライジング・スーパー・セイバーズ」の見出し。うーむ、これは買いに行かねば。
 しかし、世間がこういう特集を組んだりすると連敗が始まるので、困ったものだ。現地時間の30日、セイバーズは苦手のデビルズに負けてしまって、やっぱり勝てないのかもう、てな感じになっている。ブリエアが2試合サスペンドになってしまったのだが、これが、ボストン戦でリーチにスラッシングだかトリッピングだかをされて、倒れたときにスティックを振り上げてしまい、それがリーチの頭に当たったからサスペンドというひどいものらしい。ラフプレーで選手を葬ってるようなのが全然サスペンドにならないのによう。
 セイバーズのプレーオフのチケット、来週の月曜ではなく、再来週の月曜、4月10日から売り出されるそうです。詳細はこちら。まあ、私は行けませんけどね。今のところ、ホーム・スタートなのか、アウェー・スタートなのかもわからないのだが。万が一、ファイナルに出たら、アリーナに入れなくても、バッファローでテレビを見ていたいなあ、と思ったりするけど、いつになることやら。


やっと勝った 06/3/30

 セイバーズはミラーが親指骨折して、ほかにもケガ人出ていて最悪だった11月でさえも4連敗どまりだったというのに、この期に及んで6連敗。もう今季は勝てないのじゃないかと思ったが、現地時間3月29日のボストン戦でなんとか勝った。これでボストンには今季7勝1敗。相手も必死で、突き放しては追いつかれるの繰り返し。最後になんとか突き放してかろうじて勝てた。来週の月曜にはプレーオフのチケットを売り出すらしいが、先が思いやられる。
 この試合ではケガで休んでいたコノリーが復帰。早速ファースト・スターに選ばれる活躍ぶり。だが、かわりにテッポがケガで途中退場。ひざを痛めて2週間は無理らしい。Dのケガはかわりがいないので痛い。
 コノリーといえば、開幕前までは「デレク・プラントのウィーク・ヴァージョン」とか、「デレク・プラント・マイナス・ビッグゴール」とか、両方に対して失礼な言い方がファンの間でされていた。というのも、セイバーズのファンはコノリーを見るとプラントを思い出すのだそうで、どちらも小柄なセンターなのだが、アマチュア時代にすばらしい成績をおさめて、過剰に期待されてNHLに入ってきたということがあったらしい。特にコノリーはドラフト全体5位でアイルズに入ったものの、活躍できず、セイバーズにトレードされたあとも脳震盪で1年棒に振ったりしていた。今季はルール変更が有利に働き、ケガをする前は大活躍。ようやくファンの信頼も得てきたところ。プラントも、今のNHLで若いときからやり直せるなら成功すると言うファンもいる。


プラント珍プレー 06/3/30

 アワード授賞式で、ベスト・メンバー発表のとき、1人だけ先に出てきてしまったプラントだが、その後、今度はアシスト・リーダーの授賞のときに、名前を呼ばれて壇上に上がったものの、そこで待っていないで、壇の端まで盾を受け取りに行ってしまったという珍プレーがあった。アカデミー賞の授賞式とか見ると、プレゼンターが壇上にいて、受賞者がそこへ取りに行くから、それで受け取りに行っちゃったんだと思う。NHLのアワード授賞式でも、プレゼンターが壇上で受賞者を発表し、受賞者が壇上へ取りに行く。アカデミー賞もNHLのアワードも、事前にノミネートがあって、そこから選ばれるから、ノミネートされた人はドキドキしながら待っているわけである。
 さて、今季、プラントの最大の珍プレーと言えば、釧路でのプレーオフ・セミファイナル第3戦、2ピリ開始直前に起こったあるハプニングである。ゴーリー差し置いて、いつも真っ先に氷上に出てくるプラントは、一目散にゴールに向かい、バーをスティックでたたくという儀式をいつもしている。で、このときは2ピリなので、自軍ベンチの反対側のゴールへ行くべきなのだが、何を血迷ったか、プラントは自軍ベンチ側のゴールへ行き、そこでバーをスティックでこつん。ところが、そのゴールのすぐそばに、レフが1人いて、どうやらスティックがレフの顔にあたったらしく(詳しくは見てなかった)、レフが顔を抱えてしゃがみこんでしまった(写真)。その後、レフは治療のために本部席に入ったが、プラントは本部席の入口から心配そうに中をのぞきこんでいた。しばらくすると、そのレフも出てきて、試合は無事に開始されました。
 このほか、1月の苫小牧での王子戦で、ゴールした直後、喜びもしないでレフにクレーム、というシーンもあった。ほかの選手が万歳してたので、てっきりその選手がゴールしたのかと思ってしまったよ。


アワード授賞式 06/3/28

 品川プリンスホテルで行なわれたアジアリーグのアワード授賞式に行ってきた。これはファンも事前に申し込んで会費5千円を払えば参加できる。映画関係ではこの手の催し物は私はマスコミで入るので、なんだかここでもマスコミ気分が抜けず、入口でお金を払うのを忘れていたり、中に入っても、マスコミの席にいる方が自分には合っているような気がしたり、と、ちょっと変な気分であった。それに、前日にクレインズが敗れてガックリ来てたので、コクドの表彰なんか見たくないみたいな気持ちもあった。
 セレモニーは語りべこと加藤じろう氏の司会で始まり、まず冨田チェアマンがあいさつ。ここで、トリノ五輪の決勝戦フィンランド対スウェーデンの話が出てきたので、フィンランドを応援していた私は二重に悲しみがよみがえってしまった。でも、チェアマンが、「オリンピックではフィンランドの方が力は上だった。だが、サイズの大きさとベテランの味でスウェーデンが勝った」と言ったとき、フィンランドがクレインズ、スウェーデンがコクドだったことに気づき、ホッケー・ファンは銀メダルに終わったフィンランドとクレインズが真のチャンピオンだと思っているに違いないと感じた。フィンランドは決勝で初めて負けて金メダルを逃したが、私が唯一見ることができた決勝戦のフィンランドは確かにファイナルのクレインズにそっくりだった(3月はクレインズの追っかけで忙しく、トリノのことは忘れていたのだ)。噂に聞いていたフィンランドのよさは決勝戦にはなく、むしろ、疲れから来るミスのようなものが目立った。スウェーデンの選手は明らかにフィンランドの選手より大きかった。負けたとき、がっくりと上半身を折り曲げたキャプテン、テッポ・ヌミネンは、クレインズのキャプテン、伊藤賢吾に重なる。インタビューで涙をこらえながら答えていたというテッポと、インタビューで泣いていたという賢吾。1つだけ違うのは、賢吾はテッポより10歳も若いということ。だから、テッポのような悲壮感は、賢吾とクレインズにはないはず。
 その後、受賞者が次々と発表されたが、複数の受賞者を出し、ホームタウン賞にも輝いたハルラは例の東伏見での遺恨のためか、選手は誰も来なかった(コクドの表彰を一番見たくなかったのはハルラだろう)。トリノ五輪では個人賞はフィンランドが総なめだったが、ここでも個人賞はクレインズが多かった。MVPがコクドの菊地というのはあまり納得が行かないし、菊地自身もとまどっていたが、今季は絶対的な決め手のある選手がいなかったのは事実。クレインズが優勝してればデレク・プラントだったろうし、全日本選手権を含めれば、優勝しなくてもプラントだと思うのだが。ただ、菊地がMVPになったのでベスト・ゴーリーは二瓶次郎になった(2人で分けたってことですな)。プラントはポイント、アシストのリーダーに加えて、プレーメイキング・フォワードにも選ばれた。クレインズではほかには伊藤賢吾がオフェンシヴ・ディフェンス、西脇雅仁が新人賞。他の受賞者についてはアジアリーグ公式サイトへ。


Thank you for the great season 06/3/27

 25日と26日は午前中にセイバーズが負け、午後にはクレインズが負けるという最悪の2日間。しかも、4試合とも惜しい負けだ。セイバーズはこれで5連敗で、先日のカロライナ戦で1点差まで詰め寄ったから明日につながる負けかと思ったら、ちっともつながらない。25日のオタワ戦はバックアップのエメリーを攻略できないし(26日のフィリー戦ではエメリー炎上のようだから、スケーターの出来にもよるんだろうが)、26日のボストン戦は3ピリ中盤で同点にまで追いつきながら敗れた。まあ、ボストンも、同一シーズンに同一カード7連敗はしたくないから必死だったのだろうが。
 そして、夕方からのクレインズ対コクドのファイナルは、結局、コクドが2連勝して優勝を決めた。25日は1点差にまで迫りながら敗れ(カロライナ戦みたいだな)、26日は3ピリ中盤に同点に追いついたが、敗れた(午前中のボストン戦みたいだ)。
 今季、私はクレインズとセイバーズが妙に重なってしかたなかった。どちらもスキルとスピードのある若い選手が多く、フィジカル面が弱いと言われている。セイバーズはサイズの小さい選手が多いのだが、クレインズはコクドや王子に比べてサイズが少し小さいような気がするし(確かめてないが)、デレク・プラントのような欧米人にしては小柄なゲームメイカーを外国人枠で取ったあたりにクレインズの特徴があるような気がするのだ(普通は体のデカいスナイパーを取るだろう)。
 それに加えて、クレインズのジャージはセイバーズのジャージに似てるのである。色が黒、白、赤、水色なのだが、水色が銀ならセイバーズと同じチームカラーになる。でもって、セイバーズを出て以来、26番をつけてなかった(と思う)プラントがクレインズで26番をつけているのである。
 それにしても、プラントは東伏見が嫌いなんじゃないかと、去年の秋に思ったのを思い出した。東伏見だと必ずペナ箱入りするし。26日も、パックを投げる反則で入ったが、このところ、プラントはアイスタイムが非常に多く、かなり疲れているのではないかと思った。その上、全日本選手権以来、コクドのパーピックにしつこくストーカーされてるし、相当イライラしてたんだろう。ベンチに戻ろうとすると、後ろからちょっかいを出したり、あのデカイ体をぴったり後ろにつけたりするんだから。NHLだったら、プラントみたいな選手を守るために乱闘係を出すところなんだが。
 クレインズの選手はファイナルに入って、かなり疲れが出てたかな、と思う。コクドの方がスタミナがあったという感じがする。このファイナル、鍵になる選手はコクドが菊地、クレインズはプラントだと思ったが、終わってみれば、1人の選手が鍵になるようなシリーズではなかった。レギュラー・シーズンではクレインズはコクドに圧倒的に強かったけれど、コクドはパーピックと内山をケガで欠いていたということがあった。負けていても菊地がすごいと思ったのは、壁のようにがんばって見えたからだ。主力が戻ったコクドは菊地が1人で守っているようには見えなかった(でも、守りのポジショニングがすごくいいように思えた)。
 プラントは開幕当初はフェイス・オフはことごとく取るし、パックを奪うのもうまかったし、冬の北海道では股間パスや正面突破を見せてくれたが、いつのまにか、フェイス・オフが取れなくなっている。どこか痛めているのだろうかと、しばらく前から気になっている。何にしても、デレク・プラントを追いかけて、ここまで来るとは思いもしなかった。最初は、元セイバーズが日本に来て、ちゃんとやれているのかなと、それが心配で見に来たのだったのだが。3月の2つのOTゴールは一生、忘れない。クレインズの他の選手たちのすばらしいプレーも。Thank you for the great season.

追記 3月21日のファイナル第3戦のハイライトとインタビューがアジアリーグ公式サイトで見られます。OTゴールもばっちり。


久々のネットラジオ 06/3/23

 久しぶりにネットラジオでセイバーズの試合の実況を聞く。現地時間3月22日、バッファローでのカロライナ戦。1ピリは0対0だったが、2ピリで4点も取られてしまい、もう聞くのやめようかと思ったが、惰性で流したままネットサーフィンをしていたら……
 ルドマン、ゴール(これで2試合連続完封負けはまぬがれたな)。
 ヴァネク、ゴール(セイバーズの26番は今日は調子がいいらしい)。
 二軍から上がったばかりのノヴォトニー、ゴール!!!(ひょ、ひょっとして、同点にできるかも)。
 終了間近にアフィノゲノフ、惜しいシュート。
 結局、4対3で負けたのだが、満員の観客はすごい声援。セイバーズのシュートはゴールポストに当たったのが多かったので、それが入ってれば勝ちだったかも。まあ、2ピリだけで4失点は多すぎた。セイバーズは18日のオタワ戦からどうもおかしくて、20日のアトランタ戦はビロンが5失点で完封負け。で、カロライナに負けて11月以来の3連敗。それでも、3ピリのがんばりで、明日につながる負けになったということだろうか。この試合ではドゥルーリーのラインにブリエアがウィンガーで入っていたそうだ。コノリーとヘヒトのケガが痛い。


OTゴールの瞬間 06/3/22

 せめてネットの北海道新聞でも見ようと、アクセスしてみたら、昨日のプラントのOTゴールの記事が写真入りで出ていた。で、写真を見てびっくり。股間にスティックを突っ込まれて、それで片足が上がり、倒されながらのゴールだったのだ! うう、帰りの飛行機の中で股間キーックしてやればよかった、こいつ。試合終了後、プラントがレフにクレームに行ったわけだ。コクド戦でクレームが多いのは、ケガを招くような乱暴なプレーにはきちんと対処しろと言っていたのだろう(抗議してアンスポ10分では割りが合わないから、時間外に抗議するように)。

 土曜日に東伏見で行なわれる第4戦の前売りチケットを買ってきた。当日と同じ値段で(高い!)、すべて自由席なんだが。昨日の釧路最終戦では朝の8時から並んだ人がいたらしいけど、今度はどのくらい前から並ぶのだろか。東伏見はハルラ戦でゴールネットに穴があいていたりと問題だらけだったが……。

 北海道の、それも道東で2週間もすごしてしまったので、東京に順応できない! 人は多いし、空気は悪いし。まだ受け取っていないノベライズを書店で見てきた(釧路の駅付近の書店ではついに見られなかった)。2月から3月は長野カップのあと、このノベライズの仕事、それから札幌へ行って、帰ってから校正、それをさっさとすませて釧路へ、というハードスケジュールだった。土曜日までにはなんとか順応したい。NHLも、セイバーズの結果以外は見てないので、今、どこがどうなってるのかもわからない。明日は久しぶりにリック・ジャネレットの実況が聞けるかな。


オーバータイム・ウィナー 06/3/22

 26番がまたやってくれた! まるで全日本選手権準決勝の再現のように、クレインズ対コクドのファイナル第3戦で、デレク・プラントがOTゴール。今度はゴール前がごちゃごちゃしてて、誰がゴールしたのかよくわからなかったが、電光掲示板にプラントの名前が出ると、場内がどよめいた。2対2の緊迫した状況からOTに突入した札幌の準決勝とは違い、この試合ではクレインズが2ピリまでに4対1とリードしながら、3ピリで同点に追いつかれてのOTという、セミファイナル第1戦に似た情けない展開ではあったけれど、終わったみれば、まるで神様がプラントを主役にするために仕組んだかのよう。プラントは2ピリにもゴールしていて、ヒーロー・インタビューは当然、プラント。セミファイナルとファイナルの6試合で2回もヒーロー・インタビューが見られた私は幸せ者です。万難を排して来たかいがあったというもの。
 しかし、3ピリで同点になったあとは、心の中でずっと「プラント、入れろ!」と叫び続けていた。特に、OTに入ってからはプラントしかいないと思っていた。その一方で、第2OTまで行ったら東京に帰れない、とか、帰れなくてもいいからクレインズ勝ってくれ、とか、さまざまな思いが交錯。プラントがOT8分すぎくらいに決めてくれたのでよかったが、そのあと、出待ちしてたら空港行きのバスに乗り遅れそうになった(駅のロッカーに荷物を預けていたので、駅まで戻らねばならなかったのだ)。でも、プラントはヒーロー・インタビューからベンチ裏の通路でのテレビ取材、そしてスティックなどの荷物を持って外に出て来るまでずっと、とってもいい笑顔をしていた。アリーナでも子供たちの前でおどけてみせたり、ガッツポーズしてみせたりして、この人は子供の前だと殻が破れて表情豊かになるんだなあと。こんなにいい表情のプラントは見たことがなかった。
 ヒーロー・インタビューでは、インタビュアーの「NHLではすでにスタンレー・カップを取っていますが」というのを、通訳がわざわざ「ダラスで」と付け加えて訳したので、セイバーズ・ファンとしては胸が痛むのだが、プラントをトレードしなかったら99年はセイバーズが優勝とますます思うようになった(そうなれば、ハシェックがあんなふうにして出て行くこともなかったのだ)。セイバーズのファンはいまだにプラントを97年プレーオフのゲーム7ウィナーと呼んでいるけど、3月に2回も起こったクレインズでのOTゴールはこの再現というか、やっぱりこの人はこういうときに強いのだと思う。それに、プラントはダラスでは26番じゃなかったしね。26番で、頼むよ。
 というわけで、なんとか間に合った飛行機には、コクドの選手も乗っていたのであった。
 しかし、釧路の人たちはテレビのローカル・ニュースでこの試合の模様やインタビューを見られるのだね。その上、朝刊には写真や記事も出るのだろう。うらやましい限り。それでも、セミファイナルからずっと釧路にいたおかげで前売り指定席を買うことができて、ファイナルは楽して見られた。実際、21日の試合は釧路での最終戦ということもあって、立ち見席まで大混雑だった。ファイナル第4戦は25日に東伏見で。旅は終わったが、ファイナルはまだ終わっていない。


冬の湿原号 06/3/20

 今日は一日観光客として、釧網線のSL冬の湿原号に乗った。釧路から標茶まで往復しただけで、帰りはほとんど寝てたが、のんびりとした汽車の旅であった。釧路湿原のそばを通るのだけど、湿原はもう何度も見てるので、途中下車もせず。標茶で白鳥を見たし、車窓から鶴も見えた。でも、蒸気機関車って、沿線住民が迷惑かもだと思った。たった3日間の運行ではあるけれども。
 友人が釧路に移り住んでから、ほぼ毎年のように釧路に来ているが、駅の周辺がどんどんさびれていく。初めて来たときはフィッシャーマンズ・ワーフができたばかりで、恐竜のマークをあしらったグッズをたくさん売っていた(そのとき買った灰皿を今も持っている)。しかし、次に訪れたときにはもうグッズはなく、以後、どんどんとさびれていった。NHKのローカル・ニュースでクレインズの試合の様子が放送されたり、北海道新聞にプラントのゴールの写真が出てたりすると、釧路に住んでる人はいいな、と思うけど、その一方で、駅周辺のさびれぶりには愕然とするのであった。


釧路11日目 06/3/19

 釧路へ来てから今日で11日目。セミファイナルが終わったあと、釧路地方の友人宅で5日間静養させてもらい、土曜日からファイナルが始まったのでまたホテル暮らし。いい年して、我ながらよくやると思うが、年をとればとるほどできなくなる。実際、セミファイナルで釧路から苫小牧へ行き、また釧路に戻るなんてことになっていたら、今頃倒れてたかもだ。
 友人宅では電話回線を借りてダイヤルアップでネットしてたが、ホテルではネットできない、と思っていたら、今日、なにげに入ったこのホテル、ブロードバンドが無料で使い放題なのだ。最初からここにすればよかった。
 さて、ファイナルだが、土曜の第1戦はクレインズがもうメタメタで、チームプレイがまるでできていなかった。釧路で3連勝して優勝というのを誰もが期待していたが、これではこっちが逆にスイープされてしまうと思ったほど。とにかく第1戦、コクドが勝って、釧路での優勝決定はなくなってしまった。続く日曜の第2戦、クレインズは見ちがえるほど動きがよくなり、1ピリしょっぱなのプラントのゴールを皮切りに、主力が次々とゴールやアシストをして、4対1で勝った。中でも4点目の山野のゴールは実に爽快。プラントもガッツポーズやってくれました。SOGも50と、攻めて攻めて攻めまくったクレインズであった。
 アジアリーグの選手はプレーオフでもひげを伸ばす人はあまりいないみたいなのだが、プラントはセミファイナルからすでにプレーオフのひげ。写真はセミファイナル第3戦。

 クレインズの本拠地、丹頂アリーナの近くに大きなショッピング・モールがあるというので、友人夫妻に連れていってもらった。その中に、なんと、NHLのジャージを売っている店があったのだ。しかも、セイバーズのジャージが2着もあったので、思わず声を出して喜んでしまったが、よく考えたら、売れ残ってたのかもしれない。ジャージはすでに持っているので、Tシャツや帽子を探したが、セイバーズはなかった。残念。シカゴがけっこうあったけど、シカゴって、日本で人気があるの? あと、フォシュベリのアバランチ・ジャージが飾ってあるのがなんだが。

 そのセイバーズだが、リーフスに勝って8連勝もつかのま、現地時間3月18日のオタワ戦で敗れ、連勝ストップ。この試合、セイバーズはつまらないペナを取られてばかりで、まるでいいところがなかったようだ。それでも僅差の負けだったのは、ミラーが48本も受けて3失点におさえたから。オタワでの試合で、なおかつ負けなのに、ファースト・スターにはミラーが選ばれている。アフィノゲノフが、虫歯菌がどうたらこうたらで、次の試合には出られそうにないとかいうことが某サイトに書いてあった。ヘヒトとコノリーが負傷しているので、パイアットがファーストラインに入り、また、センターはブリエア、ドゥルーリー、ロイ、ゴースタッドになっているようだ。


ノロネンその後 06/3/16

 とりあえず、できるうちにブログの更新。
 現地時間3月14日、カナックスにトレードされたノロネンが初お目見えしたが、プレデターズ相手に5失点という厳しいスタートになった。和気あいあいのセイバーズから人間関係の悪そうなカナックスに移って、大変かもしれないが、セイバーズにいたらベンチ入りもできないのだから、がんばってほしい。
 他方、セイバーズはキャップス相手に6対4で勝った。ブリエアが2G2AしてNHLのこの日のファースト・スターに。しかし、このところ、ミラーは失点が多い。だからビロンを手放せないのだ。また、ビロンはチームを精神的にバックアップしているようで、ビロンを失うとチーム・ケミストリーも失われるという意見もあった。実際、3人のゴーリーがいてもチームに亀裂が生じなかったのは、ビロンがミラーとノロネンの両方と仲がよかったかららしい。セイバーズは結局、開幕からトレード・デッドラインまでの間にやったトレードはノロネンとドラフト2巡目を交換しただけ。チーム・ケミストリーを重視したということだろうけど。
 これから4月中旬までディヴィジョン・ライバルやカンファレンス・トップチームとの対戦が続く。チームの目標もずいぶん高くなっているようだが、これからが正念場。


ファイナルのカード決定 06/3/15

 14日にコクドがハルラに勝って、アジアリーグのファイナルはクレインズ対コクドに決まった。しかし、この14日の試合、非常にもめたらしい。いくつかの掲示板によると、ハルラのゴールが認められず、ハルラの選手がゴールしたと思って喜んでいる間にコクドがゴール。ところが、ゴールネットに穴があいていて、パックが外に飛び出したのだと。で、怒ったハルラは選手を引き上げて中断、という事態になったとか。その他、乱闘やら何やらもいろいろあったらしい。
 レフがひどいってのは、先だっての全日本選手権でも釧路のセミファイナルでもあったが、この話もずいぶんひどい。私は今、北海道にいるので、東京の東伏見には行けなかったが、ゴールネットに穴っていったい……。おまけにビデオジャッジもないってんだから。しかし、東伏見はセミファイナルだというのに、観客数が千人未満だったようだ。


ボストン戦6連勝 06/3/14

 現地時間3月12日、セイバーズはバッファローでボストンに勝ち、これで今季ボストンに6連勝。ヴァネクが2ゴール1アシストでこの日のNHLのセカンド・スターに選ばれた。このところ、セイバーズは毎試合、得点が多い。フィリーのゴーリー、ニイットゥマキに言わせると、セイバーズにはファースト・ラインが4本あるのだそうだ。3月に入ってブリエア、コノリーの2人のセンターが復帰して、今、ラインがどうなってるのか、わからないのだが(ネットラジオも掲示板もごぶさたなので)、この2人とドゥルーリー、ロイがセンターなのだろうか。ロイの活躍もこのところ目立つ。ドゥルーリー、ブリエアの2人のキャプテンも活躍してるし。ゴーリーはフィリー戦で失点の多かったミラーにかわりビロンが先発。37セーヴしている。ゴーリーもスターターが2人いるみたいなものなのだが。

 一方、クレインズは火曜日から練習らしい。行けば見学できるのだが、今いるところが釧路地方と十勝地方のちょうど境目のところなので、そう簡単には行けないのが残念(車もないし)。
 先だってのセミファイナルでは、釧路駅からアリーナまで何度も歩いた(かなりの距離)。もともとバスの本数が少ない上、終バスが8時すぎなので、第1戦終了の9時半頃にはもうバスがなかった。流しているタクシーもない。当然歩く! 駅の裏側まで30分。駅の表へ行くのに5分、そこからホテルまで15分くらいか。いい運動になった。また、第3戦は当日券でいい席を手に入れるために会場1時間半前に並んだ。前売りの人と合わせてすでに10人くらいが並んでいた。まあ、カーリングは徹夜が出たっていうから、それに比べればね。


釧路のかたすみにて 06/3/13

 木曜日から釧路に来ている。目的はもちろん、クレインズのプレーオフを見るため。で、一応、パソコンを持ってきたのだが、インターネットに接続できる場所がなくて、今まで更新できなかった。今夜からしばらく友人宅ですごすので、ダイヤルアップで接続できるようになった。
 クレインズは王子製紙とのセミファイナルをスイープで勝ち抜き、苫小牧に行かずにファイナル進出を決めた。正直、苫小牧には行きたくなかったので、助かった!(その一念で応援してたわけではないが)。
 木曜の第1戦はデレク・プラントの2ゴールで最後にヒーロー・インタビューがあるも、2ピリまで5対1とリードしてたのに3ピリで1点差に追い上げられ、何やってんだ、な試合になってしまった。土曜日はレフがしょーもない試合で(木曜もレフひどかったが)、クレインズばかりペナ取られたりしたが、PKをしっかりしのぎきったクレインズが勝利(佐藤匡史2ゴール)。日曜日は両チームの選手ともに動きがよくて、なかなかいい試合だったと思うが、ライアンのハットトリック、西脇のゴール後のイナバウアーでクレインズ勝利。プラントはこの3試合、3ゴールにアシストもいっぱい、アイスタイムも非常に多く、すごいがんばってたと思う。土曜日のゴールもよかったねえ。日曜の試合で、2ピリ始まる直前、ちょっとしたアクシデントがあって、笑っちゃいけないんだが、ついつい笑ってしまった。二瓶ゴーリーもすばらしかったし、賢吾キャプテンもスピードも見とれてしまうのであった。
 試合のなかった金曜日、釧路の駅前にクレインズ模様のバスがとまっていた。写真を撮ったので、そのうちアップしよう。
 韓国ではハルラとコクドの試合が行なわれていて、あちらはコクドの2勝1敗。やはりファイナルの相手はコクドか?

 一方、セイバーズは現地時間9日のライトニング戦と11日のフィリー戦に勝利。どちらも点の取り合いのような感じで、ミラーが最近、あまりよくないのだろうか。また、ベンチ入りもできずにいた3人目のゴーリー、ノロネンがカナックスへトレードされた。これは本人が望んでいたことでもある。あと、ケガで休んでいたコノリーがどちらの試合でもアシストしてるので、9日から出場したということなのだろう。ライトニング戦ではデレク・ロイが2度目のハットトリック。フィリー戦ではアシストばかりでゴールがなかったテッポがついに今季初ゴール! ラジオ聞けないのが残念だ。


勝率新記録 06/3/8

 久しぶりにセイバーズの勝ち試合をネットラジオで聞いた(3日のリーフス戦と4日のボストン戦は勝ったが、札幌にいて、ラジオを聞けなかった)。現地時間3月7日のバッファローでのボストン戦。先制されては追いつき、また勝ち越されては追いつき、そのあと決勝点をたたきだして勝った。4日のボストン戦も同じような感じで逆転だったけど、あのときはビロンが40セーヴもしてたからスケーターがあまりよくなかったのだろう。この試合ではミラーはそんなにセーヴしてない。むしろ、ボストンのゴーリー、ティム・トマスがビッグ・セーヴ連発だったようだ。
 セイバーズは今季、これでボストンに5戦全勝。03/04シーズンには完全にカモにされていたのが嘘のようだ。ただ、最初の3戦は開幕当初で、そのあとだいぶ月日がたっての2戦だったので、ボストンのメンバーが代わっていてとまどった。トマスも前は出てなかったし、そういや、キース・プリモー、トレードで来たんだ、などと思いながら聞いていた。
 そういえば、開幕当初の予定では、私は今頃、バッファローに行っているはずだったんだけど、どこでどうしてこうなってしまったのか。もっとも、あの頃はセイバーズがこんな位置にいるとは思いもせず、チケットも楽に取れると思っていたのだが、バッファローのアリーナは年末からずっと満員御礼かそれに近い状態。ラジオで聞いていても観客の声援がすごい。2年前の今頃を思うと、これまた嘘のようなのだ。
 セイバーズはこの試合が60試合目で、39勝目。これはチーム新記録の勝率らしい。今のチームは70年代の黄金時代より強いのだろうか? スターもいなければ、ランキングの上位に来る選手もいないのに。また、ヴァネクが20ゴールに達した。ルーキーの20ゴールはコタリク以来。


真駒内の3日間 06/3/6

 昨夜は興奮してしまって、あまり寝てない。今日の午前中に仕事が来て、明日までにそれをやって、その後、また北海道へと思ってるんだけど、仕事がまだ来ないのだ。こんなことをするのは今年だけ、と思ってるけど、さすがに真駒内の3日間は疲れた。やっぱりトーナメントはレギュラーシーズンとは違う。アリーナまで雪道を片道30分、3日とも歩いたせいもあるかな。でも、長野でもビッグハットまで歩いたけど。
 帰ってきてビデオを見たら、色彩が実際とずいぶん違うので驚いた。場内は全体に黄色っぽくて、カメラで撮ると赤っぽく黄色っぽくなってしまうので、黄色を抑えたのだと思うが、そのせいで髪の毛やひげや顔が黒っぽくなってしまっている。ポドーランのひげはあんなに濃くない(むしろ、青い感じ)。全体に画面が煤けたようになってるのもそのためだろう。
 決勝戦は2ピリに佐藤匡史のナチュラル・ハットトリックがあって、それで匡史がMVPになったが、アシストはすべてプラント。匡史はプラントのおかげでブレイクした選手らしいけど、この2人はクレインズのフォシュベリとガニエ、なんて書くと笑われるだろうね。

 実は、日本時間の3月4日午前中に、バッファローでセイバーズの元キャプテン、パット・ラフォンテーンの16番の永久欠番セレモニーがあった(写真)。できればネットラジオを聞きたかったが、旅行中なのでできず、帰ってからNHL公式サイトのビデオを見た。ラフォンテーンは引退が早かったので、モギルニーとかハシェックとかアンドレイチャクとか(それにデレク・プラントもだが)、当時のチームメイトはまだプロを引退してない人が多い。そのせいか、セレモニーにはこれまでに欠番になった選手たちしか招かれていないように見えたけど、どうだったのだろう。
 なお、このセレモニーのあとのリーフス戦では、現在の2人のキャプテン、ドゥルーリーとブリエアがゴール。また、現在26番をつけているヴァネクもゴール。そして、女子ホッケー選手より小さいと言われるデレク・ロイがハットトリックでこの日のNHLのファースト・スターに選ばれた。また、翌日のボストン戦ではビロンが久々に先発。40セーヴして3対2でセイバーズが連勝。ブリエアがまたゴールしている。


セカンドベストOTゴール 06/3/6

 26番が39番のネットにゴールして勝った! 3月4日札幌・真駒内アイスアリーナでの全日本選手権準決勝、クレインズ対コクド。2対2のままOTにもつれこみ、デレク・プラント#26が菊地#39のネットにゴールして、クレインズ劇的勝利! プラントとしては、たぶん、1997年プレーオフ1回戦第7試合のOTゴールに次ぐセカンドベストOTゴール!(勝手に決めてる)。ああ、やっぱり、この人はビッグゴールのあるラッキーボーイなのだ。そういう星に生まれついているのだ。セイバーズの前のアリーナの最後の試合のときだって、プラントは2ゴールしてファースト・スターに選ばれている。なにか、そういうときに、やる人なのだ。
 それにしても、ゴールが決まったとき、思わず立ち上がってバンザイしてしまったが、とにかくプラントがゴールしたってのはわかったけど、あとはもうめちゃくちゃ。クレインズの選手がいっせいに駆け寄って、プラントの姿は完全に見えなくなり、あわててカメラのシャッターを切るも、手振れピンぼけで何もわからない写真ばかり。でも、とにかくうれしくてうれしくて……こんなにうれしかったのって、最近なかった。
 思えば、97年のOTゴールのときも、ネットのビデオで見ると、いっせいにセイバーズの選手たちが駆け寄ってきて、背の低いプラントはあっという間に見えなくなってしまうのだ。まるであのシーンの再現のようだった。
 翌5日の決勝はテレビで放送されたけれど、選手は準決勝の方が動きがよくて、レベルの高い試合をしてたと思う。特にクレインズ対コクドはテレテレやってるときのNHLの試合よりずっとよかったんでないの? 王子対バックスも点差はついているが、2ピリ、3ピリのバックスの猛攻を押さえまくるダスティーがすごかった。ただ、準決勝で死力を尽くしたせいか、決勝はどちらもお疲れって感じ。特にクレインズは準決勝の3ピリからOTにかけて、主力の滞氷時間がすごく長くなっていたので、決勝では最初、主力の動きが悪かった。プラントは準決勝のプレーは最高によかったけど、決勝ではかなり疲れてるのかなと思った。おまけに最後になって立て続けに2回ペナを取られ、優勝したときはペナボックスの中って、セイバーズの先輩にあたるデイヴ・アンドレイチャクの域に達してしまったよ(写真は、ペナボックスから出てきたプラントを迎える選手たち)。それでも、アシストをいくつもしてたりとか、陰のMVPであることは間違いなし。OTゴールがなければ決勝進出もなかったかもしれないのだから。
 3日の準々決勝(対サーパス穴吹戦)では、2ピリしょっぱなに顔にスティックを受けて鼻の下をケガしたみたいで、途中退場してたのだが、2ピリは全部休むのかと思ったら、10分経過ぐらいで戻ってきた。鼻の下に絆創膏をしていたのだが、試合後に出待ちしたら、そのときは絆創膏が取れていた。この日は1ピリでゴールしている。
 決勝も見ごたえのある試合で、途中からクレインズのペースになっていったので、準決勝よりは安心して見られたけど、長年の苦難の時代の末の初優勝だったのだね。その辺、最近来たばかりの私には実感としてわからないことだけど(でも、35シーズン目のセイバーズはまだ優勝してないんだが)。決勝でうれしかったのは、応援団から初めてデレク・コールが聞かれたこと。これまでは、ほかの主力選手がゴールすると名前のコールがあったり、派手な拍手が起こるのに、プラントのときは適度な拍手だけで、なにか、彼とファンの間に距離があるような気がしていたのだ。でも、もうそんなことはないのだね。(なんだか今日はうまく書けない。)

 セイバーズといえば、日本時間の4日午前中、バッファローで行なわれたリーフス戦の前に、ラフォンテーヌの16番の永久欠番式が行なわれた。ラフォンテーヌはプラントとほぼ同時期にセイバーズにいた選手で、キャプテンでもあったのだが、ラフォンテーヌがケガのときはプラントがトップラインのセンターになっていたという、そういう間柄。旅行中でネットラジオを聞けなかったけれど、NHL公式サイトに式の模様のビデオがアップされていた。そのあとの試合では現在のキャプテンであるドゥルーリーとブリエア、現在26番をつけているヴァネクがゴール。そして、プラントよりも背が低いロイがハットトリックして、その日のNHLのファースト・スターに選ばれている。
 翌日のボストン戦では久々にビロンが先発して、40本止めたらしい。試合は3対2でセイバーズの勝ち。ブリエアがまたゴールしている。


五輪明け 06/3/2

 セイバーズのオリンピック後の初の試合が3月1日、バッファローで行なわれたが、アトランタ相手に4対2で敗れた。ラジオを聞く限り、レトネンがビッグセーブ連発で非常によかったらしい。レトネンとキプルソフはGMが手を講じて五輪出場させなかった説が濃厚で、ケガなどは無問題と最初からわかってたが……。セイバーズは準々決勝で敗れたUSA代表のドゥルーリーと、3位決定戦で敗れたロシア代表のアフィノゲノフがゴール。アフィノゲノフのゴールはエンプティネットにゴールされた直後。こういうのもあるんか。
 ケガをしていたブリエアとヘヒトが戻り、トップラインに復帰したが、五輪ブレイクの間にケミストリーが失われるのじゃないかとか、いろいろ心配されてたけど、どうなのだろう。
 ベンチ入りもできなかったノロネンが、調整のために2週間、AHLのアマークスへ。やはり試合があったのだが、3対2で負けた。

 3月は全日本選手権、アジアリーグ・プレーオフと続くクレインズだが、アジアリーグでアシストとポイントの2冠を達成したデレク・プラントは、実は大学時代に、ゴール、アシスト、ポイントの3冠を達成しているらしい(某掲示板より)。ゴールとアシストが首位なら当然、ポイントは首位なんだけど。アジアリーグでもゴールは2位で、3冠もありえたのだが……。12月末にバックス戦を3試合休んでいるので、これも出てたら達成してたかもしれない。
 例の掲示板に出てた、オールスターのスキルコンペに出た話だけど、オールスターそのものには選ばれなかったそうだ。スキルコンペではスケーティングの速さを競うコンペに出場、シュートの強さを競うコンペには出なかったが、出場者の中で一番強いシュートを打っていたとか。実際、ネットのビデオで見ると、速いし、シュートも強そうなんだよね。